システムブログ システムソリューションのメンバーが
システムの素晴らしさを紹介いたします

株式会社東洋のシステム開発は、無駄のない仕様をはじめ、簡単な入力画面や検索機能が人気です。
システムソリューションのメンバーがその素晴らしい機能をひとつずつ紹介いたします。

”QuestPlus”~日付入力域~

QuestPlusの部品の紹介(2)にて、日付入力域については、一通り説明しましたが、その中で、説明しきれていないことを今回は説明しようと思います。

日付入力域は年が2桁のため、ユーザに少し誤解させてしまいそうな点があります。
今回はその例を2点ほど紹介します。

まずは1点目で、日付入力域の年が和暦であることを前提として、下図の日付があった場合、

「02」は「昭和」なのか、「平成」なのか「令和」なのか分かりづらいということです。

QuestPlusの仕様では、和暦日付の表示する際、年の前に文字が特にない場合、現在日付の年号の年となります。
上の図の日付は、現在の年号が「令和」であるので、「令和2年」を意味します。
つまり、4年前では同じ日付の表示でも、当時の年号は「平成」であったため「平成2年」を意味していました。

ちなみに、4年前に「02/07/20」と日付入力域に入力した画面を、現在表示してみると、「H02/07/20」となっていると思います。
このように令和以外の年号の年は、デフォルトでは、システム設定画面の和暦年号の「元号略称+年」で表示されるようになっています。

2点目は、日付入力域の年が西暦であることを前提として、下図の日付範囲があったとき、

日付範囲がおかしいのではと思われてしまうことです。

上図の日付範囲は間違っておらず、年4桁表記であらわすと、「1970/01/01」~「2069/01/01」を意味します。

システムのデフォルトでは69年が境目になっておりますが、変更することも可能です。
システム設定画面の「2桁年の適用世紀の閾値」という項目の値を変更することで変えられます。

上記2点は誤解させる点ではあるのですが、なかなか、起こり得ないことでもあります。
年号はそうそうかわるものではありませんし、約100年差の範囲指定をすることもあまりないでしょう。

それでも日付の表示を変えたい場合は、相談いただければ可能な限り対応できるように努力させていただきます。

読んでいただきありがとうございました。