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皆様こんにちは。
最近はAWSを扱うことも増え、それに伴いLinux環境を触る機会も随分と増えてきました。
今回はLinux環境では必須なコマンドをお伝えしようと思います。
○odコマンド
今回はodコマンドをご紹介します。
odコマンドというのは対象としたファイルを色々な形式で表示することが出来るコマンドです。
オプションを特に指定することがなければ8進数で表現されます。
8進数というのはあまり馴染みがないかもしれませんが、0,1,2,3,4,5,6,7,10,11…と進んでいく形のものを指します。
通常使うのは10進数が多いと思いますが9の次に次の桁にいくように、8進数の場合は7で次の桁に進むというものになります。
では例を出してみます。
まず、testfile.txtがあるとします。中身は123abcとします。
但しそのままだと8進数で分かりづらいのでいくつかオプションを使います。
例えばod -t c testfile.txtと打ち込むと下記のようになります。
0000000の次から123abcという文字が見えますでしょうか?
このcというオプションを付けると文字が変換されることなく表示されます。
では別のコマンドでod -t x1cとしてみます。
すると、このように123abcがそれぞれ、31,32,33,61,62,63として対応しているのがわかりますね。
オプションがややこしいですが、1文字ずつ対応させて表示させるために使ったという理解だけでここでは十分です。
ではどういうときにこれを使うのかがいまいちわからないかもしれません。
1つはバイナリファイルと呼ばれる、人間が読めないファイルを扱う場合に擬似的に文字列として表現することで例えばそれのどの部分が異なるのかなどを把握したり、特定の文字コードを探したりするのに使われます。
今回のコマンドについてはそれほど使う機会はないかもしれませんが、1つ、こういう方法でバイナリファイルを扱う手法もあるという点を理解して頂ければ幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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