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QuestPlusの言語仕様 〜制御文について〜

今回も、弊社で開発しております販売管理システムQuestPlusの主コンピュータ言語であるJavaの一部の言語仕様を紹介させて頂きます。(その6です。)

今回は、制御文についてで、特にその中の分岐についてです。

プログラムでは、処理したい内容を制御する需要が多々あります。
分岐とは、「もし、○○だとしたら△△する」とか、「もし、○○だとしたら△△する。そうでないとしたら□□する」とかいう処理です。

上記を実行すると、「c」は「6」であり「5」より大きい為、「DBG: 5 < cである」と表示されます。もし、「b」の値が「2」などで「c」の値が「5」以下になるのなら表示されません。

「if」とは、英語で「もし、○○ならば」という意味です。「if」に続く「(」と「)」で囲まれた中に判定文を書き、その次の文ブロックが判定文が成り立つ場合に行う処理です。
この制御文では、判定文が成り立たない場合は何も行いません。

上記は、「もし、○○だとしたら△△する」に「そうでないとしたら□□する」を加えたものです。
「else」とは、英語で「さもなければ」という意味です。必ず「if」の文ブロックに続き「else」があり文ブロックが続きます。
「if」に続く判定文が成り立たない場合に、「else」に続く文ブロックを行います。

次は、「もし、○○ならば」が連続する場合です。

「もし、○○ならば」
「そうでない。そして、もし、○○ならば」
「そうでない。そして、もし、○○ならば」

例えば、何らかの処理を実行すると4種類の結果が返り、その結果に従ってまた何かの処理を行うとすると。

「b == 1」という判定文の「else」に対する文ブロックが「if (b == 2)」から始まり文末までということで、単に文ブロックの中身が制御文であるというだけです。文ブロックは文が1つだけの場合「{」と「}」で囲まなくても構わないことからこのような書き方も可能になります。

つまり、以下と同じです。

単に、前者の方が見易い為、分かり易いだろうというだけです。

そして、上記は以下と同じでもあります。

「switch」文というものが制御文の分岐として用意されています。単純な場合しか使えませんが、使い方によってはこちらの方が見易い場合があります。

以上、Java言語の一部の言語仕様の紹介でした。