株式会社東洋のシステム開発は、無駄のない仕様をはじめ、簡単な入力画面や検索機能が人気です。
システムソリューションのメンバーがその素晴らしい機能をひとつずつ紹介いたします。
今回も、弊社で開発しております販売管理システムQuestPlusのGUI(Graphical User Interface)を構築しているAPIであるJavaFXの仕様の一部を紹介させて頂きます。
今回の紹介は、キャンバス(Canvas、画布)です。
以下の画像は、JavaFXの公式サンプル(Ensemble.jar)として公開されているもので、基本画像の上に、花火を模した描画を重ねています。
本来は、動画となるのですが、ここでは静止画で紹介させて頂いています。
花火の写真ではなくて、花火はプログラムにより描画されています。
このように、キャンバスは画家が画布上に絵を描くのと同じように、画像や文字の描画などができるようになっています。
JavaのSwingのGraphics2Dなどで印刷プログラムを作るのと似た感じです。
キャンバスでは、GraphicsContextクラスを取得して、それに対して描画等のメソッドを実行するのですが、Graphics2Dと似たメソッドを使うことができます。
照会系の画面では、基本的にこのキャンバスを使って表を描画しています。
枠線や文字などが殆どの為、速度は早いものになります。
これをキャンバスを使わずに、文字入力域を使って画面を作ると、その入力域のインスタンスを作るのに時間が掛かり、大きな表(特に、縦の長い表)を作るとかなりな時間が掛かることになってしまいます。
また、キャンバスに描画した上に更にボタンを置くなどもできる為、多種多様な画面を作れます。
以上、QuestPlusのGUI(その2)の紹介でした。
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