システムブログ システムソリューションのメンバーが
システムの素晴らしさを紹介いたします

株式会社東洋のシステム開発は、無駄のない仕様をはじめ、簡単な入力画面や検索機能が人気です。
システムソリューションのメンバーがその素晴らしい機能をひとつずつ紹介いたします。

販売管理システム”QuestPlus”
~区分とマスタの違い~

皆様こんにちは。今回はあらかじめ準備されている区分とお客様が登録により増やすマスタの考え方についてご説明いたします。

QuestPlusはカスタムソフトでございます。
したがいまして、伝票入力等で使用する区分、マスタも必要に応じてご準備いたします。
ご存じの通りマスタに関しては登録により件数を増やしていけます。
取引先が増えれば得意先や仕入先などのマスタ、取扱商品が増えれば商品のマスタをとなります。
片や区分に関してはお客様で増やすことが基本的にできない仕組みになっております。
例えば売上伝票の伝票区分(掛売上や現金売上)、明細区分(売上、返品、値引等)です。

これらはどういう考えで区分かマスタとするのか以下に記載します。

・今後必要に応じて増えることがあるのかないのか
・入力により処理の分岐が必要か

主にこの2点で決定することが多いです。

【今後必要に応じて増えることがあるのかないのか】
こちらに関しては先に記載しました通り、必要に応じて増えるか、固定値で良いかです。

【入力により処理の分岐が必要か】
入力により処理の分岐が必要な場合は必ず<区分>を選択します。

入力したデータをある特定のルールに沿って処理を分岐する必要がある場合はほとんどの場合は固定値である区分にします。

例えば売上伝票の伝票区分で「掛売上」を選択すると、得意先の売掛残高を更新します。
「現金売上」を選択すると売掛残高は更新しません。
また請求書の印刷データを作成する際、「掛売上」だけを対象として作成します。

明細区分で「売上」を選択すると通常の入力になります。
「返品」を選択すると入力した数量を確定時に符号を反転させます。
「値引」についても同様です。
また「売上」「返品」は在庫も更新しますが、「値引」はしません。

このように入力により分岐が必要な場合、マスタにしてしまうと処理の分岐や特定の動作ということが難しくなります。

大きくはこの2点を考慮し設計、実装していくことになります。
パッケージソフトにない機能の実装を考える際、ポイントとなるところです。
経験豊富なスタッフがパッケージソフトにない機能の実装につきまして、ご相談させていただきます。
システムの入替、機能追加をご検討中であれば是非お問い合わせください。